ミリアは、震えていた。 「ミリア・・・」 ディクスは、震えるミリアを撫でた。 そして部屋を出ていった。 ミリアは、唇に指を重ねた。 キスした唇が熱い。 ディクスは、城を後にした。 「紅い夕陽・・・・、今夜も多いな・・・・」 ニヤリと笑うディクスの前には、大量の妖魔。 全部、ミリアを欲しいのだ。 「・・・・・あの女は俺のだ・・・・!!!」