死んだネズミのまわりには、ヌリマがいた。
「・・・ヌリマ・・・?」
ミリアが呼ぶとヌリマは一斉に陰に隠れた。
「・・・・ヌリマ?・・・ヌリマ・・・・」
ヌリマはどこに消えたのか、いなくなった。
ヌリマもミリアの記憶がない。
ミリアの瞳から涙が零れた。
「・・・・っ・・・・ふぇ・・・」
みんな・・・私を覚えていない。
ひとりの孤独感とさっきの恐怖感が涙になって床に落ちる。
ミリアの泣く声だけが牢に響いた。
「・・・・っぇ・・・・ふ・・・ぇぇ・・・」
涙が床に染み込んでいく。
ミリアが泣いていたとき。
「・・・・ミリア・・・サマ・・・・?」
「ミリアサマ・・・・?」


