カレンもパーティーには無理矢理参加した。
もちろん、ディクスの様な地位の妖魔がカレンのような成りそこないと付き合っていることは好ましくない。
ディクスはカレンの側から離れなかった。
ディクスがたまたま目を離したすきにカレンは女の妖魔から言われた。
「あんた、すぐに死ぬくせに生意気」
すぐに死ぬ・・・・。
考えたことがなかった。
ディクスより、自分のほうが遥かに死ぬのがはやいことなんて。
・・・・そう・・・あたしが死んだらディクスは違う女と・・・・・。
考えたくなかった。
カレンはディクスが死ぬまで一緒にいたかった。
・・・・あたしも・・・・妖魔になりたい・・・。
そしてカレンは勉強した。


