あんな素敵な人・・・初めて見た・・・。
それからというもの、カレンは朝早くに外に出るのが習慣になっていた。
またあの人に会えるんじゃないか、
という期待で。
だが、いっこうに現れない。
また来る・・・って嘘だったの・・・・?
そして、カレンは自分を鏡でみた。
あたし・・・・こんなにブサイク・・・・。
こんな顔、あの人に見せたくない・・・・!
それからカレンは小遣いを全部お洒落に注ぎ込んだ。
化粧も着る服も・・・何から何までもお洒落をした。
街では有名な綺麗な人になったカレン。
自信に満ち溢れていた。
そんなある日、
夜に外にでて掃除をしている時だった。


