「綺麗・・・あたしも・・・こんな顔になりたい・・・」
・・・ぇ・・・・?
カレン様が喋った?
「・・・・ちょうだい・・・・」
そう言うとカレンはミリアの顔を掴んだ。
「っ!!?」
「やめろ、カレン」
「・・・・」
紫の目の妖魔が言うとカレンは手をミリアから離した。
・・・・怖い・・・・。
「そいつは、美意識過剰。自分より綺麗なの女を見るとすぐそうだ。」
「・・・・・」
カレンはミリアから視線を離さない。
やだ・・・・。
怖い。
「それじゃぁ、カレン。少しディクスの話しをしてやれ。」
「ディクス・・・・あたしとディクスの?」


