すごく綺麗な顔をした・・・カレン様・・・?
「違います・・・・!私は・・・」
憎くも妬ましくもない・・・そう言えない自分がいた。
顔が男に戻ってる・・・。
「いいねぇ、お前は今が1番美味そうだ・・・」
「・・・・」
私は・・・・こんなに・・・・、
酷い人になってしまったの・・・?
「お前さ、カレンって女・・・知りたくない?」
人間は、いつだって願望のままに動いてしまう。
ミリアは震えながら浅く頷いた。
ニヤリと紫の目の妖魔は笑った。
「じゃぁ、行こうか?」
「ぇ・・・・」
ミリアは、いい香りがしたとおもったら意識が飛んでいた。


