私なんか・・・・どうでもよくなったの・・・?
ディクス様・・・・は・・・私が嫌い?
ドンドン!!
「!?」
今にも窓を割って入ってきそうな妖魔達・・・。
ミリアはその場にしゃがみ込んだ。
「ぃゃ・・・・」
怖くて何もできないミリア。
「いい香りだ。悲しみに満ちた涙の香り・・・」
ぇ・・・・?
顔をあげたら、見覚えのある紫の目をした妖魔。
「・・・・ゃっ・・・・!」
「久しぶりだな、人間。あぁ、お前はミリアという名前だったか。」
「・・・こ・・・こないで・・・」
近づいてくる紫の目をした妖魔。
するとクスっと怪しく笑った。


