走っていたら、ドレスに躓いて転んだ。
「ひゃっ・・・!」
キョロキョロと周りを見渡す。
わからない・・・・。
ミリアは屋敷の中に詳しくない。
ここは・・・・どこ・・・・・?
「・・・・・・・・・・」
ゆっくり歩くけど、よけいに迷っている気がする。
窓のある廊下の窓の外には、妖魔がチラホラと集まっている。
ドンドン!!と窓を叩いてみたりしてミリアのことを驚かす妖魔。
「!!?」
薄暗い廊下には、ミリアひとり。
ディクスもいない。
「・・・怖ぃ・・・」
弱い自分が嫌になる。
どうしよう・・・・。
ディクス様・・・。


