「っち・・・!」
一瞬のうちに・・・
ミリアはディクスの腕の中にいた。
召し使いはディクスを見ると、元通りに仕事を始めた。
ミリアは必死にディクスの腕の中かな逃げようとした。
ディクスの力の強さにミリアの力ではダメだった。
「捕まえた」
そう言うと唇を塞ぐディクス。
「・・・んんっ・・・・」
このキスも愛しさからじゃない・・・・。
これは私の身体がほかの人と違うから・・・・。
「・・・っふぐ・・・・んン・・・」
涙がミリアの顔を濡らしていた。
だがディクスは唇を離さない。
・・・・・。
ここに来てから、ミリアは寂しさ悲しさを感じる日がほとんどだった。


