怖い・・・・。
肩を抱き寄せられた。
ミリアは泣き目だ。
「ミリア、行くぞ?」
今日も、黒い服装。
ミリアは小さく震える。
「ぁ・・・まだ皆様に挨拶・・・していません・・・・」
「そんなことは、どうでもいい。ここは危険だ。」
「ぇ・・・?」
バリン!!と窓ガラスが割れた。
いろいろな妖魔が、ミリア目掛けて突っ込んできた。
「きゃぁぁっ!!!」
「行くぞ。」
ミリアを抱き上げて、飛ぶディクス。
「お父様っ・・・・!」
「ミリアー!!」
ディクスは、無表情でやり取りをみていた。
ミリアは、ずっと目をつむっていた。


