そんなやりとりをしてる間にもう12階。 先生が部屋の扉を開ける。 先生の香水の香りがする。 「亜梨沙~、眠いのはわかるけど風呂入って、歯磨いてから寝ろよ~」 こうやってすぐ子供扱いする。 『・・・一緒にはいってくれるんだったら入る。』 と、イジワルしてみる 先生はわたしの頭をなでて 「一人で入ってね~」 とパジャマを渡してきた。 『・・・意地っ張り。』 先生は笑って、 「あがったら髪乾かしてやるからさ」 と言って、リビングに行ってしまった。