くすっと笑うと、先生はまた拗ねた顔をする。 ―――― 「・・・亜梨沙~、着いたぞ。」 どうやらわたしは眠っていたみたいだ。 もう先生のマンションの駐車場だった。 『眠い・・。』 「静かになったと思ったら寝てるんだもんなぁ~」 車から降りて、エレベータで先生の部屋がある12階に行く。 『・・・・眠い。』 「お前さっきからそれしか言ってないぞ」 と先生が笑う。