敦~side~







亜梨沙は覚えていないだろうけど。







俺達の出会いは保健室なんかじゃないんだよ?








あの日もお前は泣いていた。


誰もいない教室で。




「お兄ちゃん....」






そう呟いて。







その時





ただただ




守ってやりたい。




そう思った。