「嬉しすぎるんだもん~~っ」



普通に「好き」と言われるより



何倍も何倍も



嬉しい。



不器用で野球が下手な大樹からだから。




余計に。





「…大げさだな」



大樹は呆れたように笑うと
やさしく私の肩を抱いた。

初めて感じた大樹の体温は
暖かくて安心できた。