しかし、その整った顔なのに何かから怯えるような気配がしたのは何故だろう。 物言いも態度も堂々としているのに。 「アルファ。」 突然、名を呼ばれたせいで瞳が揺れた。 「お前は何をしにきたのか。」 それは自身が一番知りたい事である。 『何も知らされておりません。』 「何も?」 『はい。』 「本当にか?」 『何度も…。しつこい男性は嫌われますよ。 あの手紙を持ってここに来れば、わかるのだと思っていました。』