用意された部屋を出て、ただ長いだけの、しかも真っ直ぐな廊下を歩く。 土足なのに廊下には赤い絨毯が引かれている。流石のアルファも絨毯の価値はわからないが、城にあるもの全て桁外れの金額なのだろう。 身なりを整えてから、まずは挨拶。 ここで一つの疑問が生まれた。 それは自身の生徒の事。アルファは何一つ聞かされていないのだ。 「ある方」 と言っていたぐらいなのだから、身分は少々高いのだろう。 長い廊下の先、それが我が主の部屋であった。