「前にも言っただろう。お前たちでやれ。印がいるなら、勝手にすればいい。」 何度聞いても、エルドは理解に苦しんだ。 王が絶対のこのご時世に、王自ら政を大臣たちにまる投げ状態なのだ。 隣の国がそれを聞きつければ、すぐに侵略者を送るだろう。 国の中心であるべき者がいない国は軸のない手軽な駒のようなものだから。