なぜなら、生前に前王が大臣たちに口がすっぱくなるほど、言っていた言葉であり、その堂々たる態度で顔も若き日の前王と被るものがあった。 大臣はその風貌に懐かしさを感じた。 しかし… 「も、申し訳ございません。 しかし、ジーノ様…。このような重役案件を目も通さずに我々に寄越した旨をお聞かせ下さい。」 ジーノは全くといっていいほど、政に参加しようとしないのだ。それが執務室に溜まった書類の山である。