「...シエラちゃん?」 そう僕が口を開くと 彼女の何かいいたげだった 表情は消え、 僕を見ることなく 海をまたみつめた。 果てしない、水平線を ぼーっと眺めていた。 僕はそんな彼女を 放っておける訳はなく、 取り合えず何処か 体を休められる場所を探した。