そして、 僕の腕を振り払った。 そしてまた 行こうとする。 深い、深い 漆黒の海の中へと。 「駄目だって!!!」 僕はそう叫んだが 彼女は何かに とりつかれたような、 何かを必死に 探しているような感じで 僕の声は全く届いていなかった。