すると、突然後ろから抱きしめられた。 「おいおい、くるみかよ!?何、泣きそうな顔してんの?我慢せずに泣けよ!今なら俺の胸貸してやる……っはは…」 それは、幼なじみの蒼だった。 いつもなら、『ばかじゃん!?誰があんたの胸なんか借りるか!』って怒ったフリをするけど、今日は蒼がいてくれて良かったと思った。