「大学のこと、もっと早く話しとけばよかった。ごめんね?」 「……ん、」 「いっぱい考えさせて、本当に本当にごめん」 少しだけ身体を離してあたしを見つめてくる脩ちゃんに、全力で首を横に振った。 「俺、最初っから由宇と別れる気なんてなかったよ」 「ほ……とにっ?」 「だって由宇、知ってるでしょ。俺がどれだけ由宇のこと好きか」 「っ」 またぼろぼろとあたしの目から溢れ出した涙を、脩ちゃんの長い指が拭ってくれる。 「由宇」 名前を呼ばれるのとほぼ同時に、あたしのおでこに脩ちゃんの唇が触れた。