『保育士の何がわかるんですか!』 思いっきり、こぶしで机を叩いた。 「ふふっ。あなたは知らないようね。」 母親は笑い始めた。 『何がおかしいの?』 明裕を見たが、明裕は視線をそらした。 なんなの? 母親は急に笑うのをやめた。 そして言った。 「明裕には婚約者がいるのよ。」 『え?』 そんなの聞いてないよ…?