「麻希ちゃんは…」 私は、明裕の言葉を遮り、話し始めた。 『私は、保育士になるのが夢です。』 明裕、ごめんね。 私、もう我慢できないよ。 『誰からも信頼され、尊敬されるような、立派な人になりたいです!』 「まぁ、口が達者だこと。」 この母親の言い方、ムカつく!! 「保育士には、明裕のお嫁さんは務まらないわ。」 はぁ? 保育士なめてんの?!