トイレからでると、そこにはスーツ姿の明裕の姿があった。 『かっこいい…。』 「見惚れたか?」 意地悪そうに聞いてきた。 『そんなことより、どう? これ。』 明裕の前で、くるっと一周回って見せた。 「あ、糸くずついてる。」 糸くずをとってくれた。 取ってくれるのはうれしいけど、そこじゃなくて