明裕の方を見ると、耳が少し赤くなっていた。 もしかして、明裕も聞こえたのかな? 照れてるの…? だけど、明裕の目線をおってみると、そこには小さな白い犬がいた。 「マッキ―、あの犬可愛いよ!」 『おい、そっちかい!』 「え?何が?」 もしかして、声に出てた?! 『…や、なんでもない。』 慌てて訂正した。 照れてるんだと思ってたなんて言えないよ。