切符を買い、改札口を通ろうとした時、見覚えのある顔があった。




確か…田中明裕。




誰か待っているのかな?




私はスル―しようとした。



すると、腕を掴まれた。




「どうして無視するの?」




『だって、誰かを待ってるんじゃ…』