ここに来るのは3ヶ月ぶりだった。


瞬との思い出の場所。


瞬と2人きりになるのが嫌で、3ヶ月間1度も来なかった。


違う。


瞬と2人きりになるのが恐かったのだ。


今日は真実のことで頭がいっぱいで、この3ヶ月で初めて食べる1人のご飯で。


だから来てしまったのだ。


帰ろう。


教室で食べよう。


瞬がいるかもしれない。


瞬が来るかもしれない。


でも。


思い出したのは、昨日の朝。


絡まった視線。


ただの気のせいかもしれないけど。


ばかだな、また傷つくつもりなの。


自分自身に嘲笑しながら、角を曲がった。