Genius~守り人~

「まったく清洋、お前ってヤツは…」

再び漏れる溜め息。

「気持ちは分かるがよく考えろ。
來の術は“炎”が主。しかしお前は“炎”を持っていても主な術は“水”だろう?」


清洋はバツが悪そうに顔を背ける。



「では、他に何かありますか?」

咳払いを一つして列火は座っている人達を見回す。

しかし誰も答えない。

「何もありませんね。ではこれで終わります。
またお呼び立てするやもしれません。その時またお集まり下さい。」


列火はそう言うとスクリーンの画像を消し來達の前に一つの封筒を置き、部屋を出て行く御前の後について出て行った。

他のセブンスの3人もバラバラと出て行く。