スクリーンの画像がスタジアムとその周囲一帯の地図に変わる。
列火の話の通り、スタジアムは都の街の中心部からは離れた所にあり、周りにポツポツと建物や木々はあるもののスタジアムの壁を越えるものはない。
「まず草火・來・清洋の三人にこの大会に出てもらう。そして私を含めた残り4人は観客席に紛れ、襲撃に備える。」
「出場してどの様なことを?」
草火が尋ねる。
「出場者として闘うだけでいい。
ただ観客や帝を惹きつけるような闘い方をしてもらいたい。
勿論相手を殺しても構わない。
最終的には場を混乱させることができればそれでいい。」
「私たちの他は?」
「いない。今回はここにいる7人だけだ。」
「拒否権は?」
黙ったままだった來が訊く。
「今回は無い。」
列火の代わりに御前が答える。
「この中で“炎”を持つ者は列火を除きお前達3人だけ。そのなかで一番優れているのは來だ。
それに來は子どもというだけで目を引けるだろう。」
列火の話の通り、スタジアムは都の街の中心部からは離れた所にあり、周りにポツポツと建物や木々はあるもののスタジアムの壁を越えるものはない。
「まず草火・來・清洋の三人にこの大会に出てもらう。そして私を含めた残り4人は観客席に紛れ、襲撃に備える。」
「出場してどの様なことを?」
草火が尋ねる。
「出場者として闘うだけでいい。
ただ観客や帝を惹きつけるような闘い方をしてもらいたい。
勿論相手を殺しても構わない。
最終的には場を混乱させることができればそれでいい。」
「私たちの他は?」
「いない。今回はここにいる7人だけだ。」
「拒否権は?」
黙ったままだった來が訊く。
「今回は無い。」
列火の代わりに御前が答える。
「この中で“炎”を持つ者は列火を除きお前達3人だけ。そのなかで一番優れているのは來だ。
それに來は子どもというだけで目を引けるだろう。」


