「…はい。では内容を説明致します。
当日、帝は会場のスタジアムに行くとの情報が密偵より入って参りました。
標的(ターゲット)の位置はおそらくここの特別席。」
スクリーンの映像が切り替わりスタジアムが写し出される。
楕円形でフィールドを取り囲む観客席。
その一部に四角く切り取られ、数メートル高く造られた場所がある。
そこが特別席。
ここで行われる催し物の主催者の席。
他の観客席とは違い、イスの上には日除け、横と後ろには護衛を置くコトができるスペースがある。
「で、方法は?」
列火の近くに座る年配の男が尋ねる。
「試合中にトラブルを起こし標的の護衛が手薄になった所を襲撃するという方法を取ります。
単純な方法ですが内裏の部隊がいると考えられるので観客席からの狙撃は出来ませんし、スタジアムの周囲には壁を越える高い建物は在りません。“風”の術を利用しての狙撃も不可能です。
なのでこの方法が一番良いかと。」
当日、帝は会場のスタジアムに行くとの情報が密偵より入って参りました。
標的(ターゲット)の位置はおそらくここの特別席。」
スクリーンの映像が切り替わりスタジアムが写し出される。
楕円形でフィールドを取り囲む観客席。
その一部に四角く切り取られ、数メートル高く造られた場所がある。
そこが特別席。
ここで行われる催し物の主催者の席。
他の観客席とは違い、イスの上には日除け、横と後ろには護衛を置くコトができるスペースがある。
「で、方法は?」
列火の近くに座る年配の男が尋ねる。
「試合中にトラブルを起こし標的の護衛が手薄になった所を襲撃するという方法を取ります。
単純な方法ですが内裏の部隊がいると考えられるので観客席からの狙撃は出来ませんし、スタジアムの周囲には壁を越える高い建物は在りません。“風”の術を利用しての狙撃も不可能です。
なのでこの方法が一番良いかと。」


