Genius~守り人~

「階段あるの知ってる筈なのに…」


暗闇で何も見えないが草火は階段の下を覗く。


清洋は気絶しているらしく動く気配はしない。


「大丈夫かしら?」


階段を降りきり清洋の横に立つ。


「ほっといても大丈夫ですよ。死んだ訳ではないのですから。
この人に関わっていたらいつまでも御前の所につけません。このまま置いて行きましょう。」


少し離れた所から來の声がする。


「そうね、でもこのままだったら誰か引っかかっちゃうわ。」


「それなら大丈夫ですよ。」


來はそう言うと掌に灯した炎を清洋の上に飛ばす。


「これなら大丈夫ね。
行きましょう。」


草火はクスリと笑い來と共に宿舎を後にした。