「オレはこんなものでは死なない。」

砂煙が治まりそこに立っていたのは、赤い炎を纏い紅い刀身の日本刀を手にした來奈

「…な…なぜ…」

列火の口から驚きの声が漏れる。

「さぁて、何故だろうな。」

來奈はニヤリと笑うと目を閉じる。

“朱雀・魂の解放<レイ=サムナバレ>”



來奈を包む炎が一段と大きく濃くなり、中の様子が分からない。