賑わう明るい商店街に向かう。


歩みを進める度にヒトが増えていく


自分たちを見るヒトたちの目は様々


恐れ


憎しみ


恨み



自然と前が開き道が出来ていく。


それを当たり前の様に進む黒い集団





忙しなく動いていた來の目が止まった。


視線の先には大智隊隊長


彼は内裏の部隊の中で唯一來奈の素性を知る人物


[目的の地はこの先
速く避難を]


隊長は頷き走り去った。