「…大丈夫?」
「…うん…」
暫くして沙柚は來の肩からはなれた。
「…なんか…ごめん…」
「いいよ、別に。」
沙柚は目元を拭い來の隣で歩き出す。
「…」
「…」
廊下にはテンポの違う足音だけが響いていた。
「…沙柚が新しいセブンスのメンバーなんだ…」
「…うん…こんな形で入るとは思わなかったよ…草姉がいなくなったからだなんて…どうせなら3人で揃ってたかったなぁ…」
手を身体の後ろで組み天井を見上げる。
「そうだね…」
「…來…」
「?」
沙柚の脚が止まる。
「…來は…いなくならないで…」
「…うん…」
心の奥がズキンて痛んだ
何故?
私は……………
オレは………………


