Genius~守り人~






「はい」



スルリとその言葉は出た。


「オレで良ければ…」

帝を見上げる黒い瞳が紅く光る


「ありがとう。」


帝の瞳が柔らかく笑う







そして立ち上がり段を降り來奈の前に立つ



「新しき朱雀、風火來奈。貴女を歓迎します。」



來奈は再び深く頭を下げた。







新しき主となったヒトに








いや










新たな『仲間』たちに