「…沙柚…」
怒りを抑えた声。
表情はよく分からないがその顔には青筋が立っているように見える。
「なあに?」
沙柚は気付いていないようだ。
「ひっ!!!!」
來の鋭い瞳が向けられ沙柚は短い悲鳴をあげる。
「前に言ったよね?
部屋に飛び込んで来ないでって。」
更に鋭さが増す。
「ごめんなさぁい…」
沙柚はそうつぶやいて草火の陰に隠れる。
「…」
「…ごめんなさぁい…もぅやらないよ…」
小柄な身体を更に縮こまる。
「何度そのセリフ聞いたんだろ。」
「來、怖すぎだよ。」
「まぁまぁ。來、沙柚ちゃんもこう言ってるんだし。今日のところはよしにしてあげたら?」
來の鋭い瞳に顔色を変えることなく草火は微笑み返す。
「…フゥ…」
來は小さく息を吐き視線をそらすと拾った書類を束ね元居た所へ座った。
怒りを抑えた声。
表情はよく分からないがその顔には青筋が立っているように見える。
「なあに?」
沙柚は気付いていないようだ。
「ひっ!!!!」
來の鋭い瞳が向けられ沙柚は短い悲鳴をあげる。
「前に言ったよね?
部屋に飛び込んで来ないでって。」
更に鋭さが増す。
「ごめんなさぁい…」
沙柚はそうつぶやいて草火の陰に隠れる。
「…」
「…ごめんなさぁい…もぅやらないよ…」
小柄な身体を更に縮こまる。
「何度そのセリフ聞いたんだろ。」
「來、怖すぎだよ。」
「まぁまぁ。來、沙柚ちゃんもこう言ってるんだし。今日のところはよしにしてあげたら?」
來の鋭い瞳に顔色を変えることなく草火は微笑み返す。
「…フゥ…」
來は小さく息を吐き視線をそらすと拾った書類を束ね元居た所へ座った。


