『こりゃ、騒がれるよ。あの容姿だし。』
「だよね~。」
『でももう入学式始まってるけど…。大丈夫なの??』
「うん。秦堂君はテレビ局のインタビューとかでいつもこんな式は遅れるんだよ。それと成績優秀だから入学の誓いの言葉とか言わないといけないし…。こんな式の日はいつも大忙しなんだよ。」
『うわあ~。何かもう住む世界が違う感じ。まあ関わる事はなさそうだよね。』
「同じクラスじゃなきゃの話しだけどね。」
『ああそっか。まあないよ!!』
「秦堂君今年はどのクラスかな??一緒だったら毎日見放題だよ!!」
奈々さん…。
あなた目が輝いてますよ…。
その後凄すぎる入学式は無事に終了し、あたし達は教室に行った。
まさか“あの人”と同じクラスになるなんて知らすに…。
