(まだバイトまで
時間がある。
それならば
ゆっくり歩こう。)

パタパタ仰ぎながら
ゆっくりゆっくり
回転寿司屋へと歩く。


彼女の友達はみんな
彼氏とデートやら
カフェでバイトやら
部活が忙しいやら
バイト先の人に恋やら
青春をしていて
肝心の彼女はというと
毎日を何となく
過ごしているだけだった。