すると、直先輩は急に鳴りだした携帯を耳にあて 「もしもし、アキ?今週の土曜?全然OKだよ。そんでさ……」 と電話の向こうの女とのおしゃべりに夢中になり始めた。 藤枝はそんな直先輩を見て 「ねぇねぇ?終わったよね?次、俺でいい?」 藤枝がぴょんぴょんと跳ねながら、まわりに尋ねる。 あいにく、周りにはずっと機嫌悪そうに黙ったままの茶髪と、ガハハハと笑うだけのバカリーダーくらいしかいないので、次は藤枝で決まりだろう。