その言葉を発した途端、シンと4人が鎮まり返る。 「おい、茶髪」 「あ?茶髪って俺かよ?」 そう言って腹を押さえていた茶髪がこっちを見る。 私はその髪を鷲ずかみして、無理やり顔をあげた。 「蹴ったのは、お前んとこの藤枝が私を無理やり連れ出したから」 「あぁん?」 「その八当たり」 「っ!!」 「今、すっごいイライラしてんの」 「はぁ?」 「お前の顔に」 にっこり笑ってとどめを刺す。 「はっきり言ってお前の顔…」 あぁ、ちょっと楽しいかも 「かっこよくねぇぞ、ハゲ」