そして、私の番 最後だということでみんなの視線が集まる。 立ち上がり、耳をいじりながら喋る。 「森乃 るか。 H中から来ました。趣味はギターとロックバンドのライブを巡ることで、その他はとくにないかな・・・。まぁ、なかよくやってください」 気の抜けたあいさつだったが、みんな笑顔で拍手をくれた。 それに安心し、席に座る前にまわりを見渡すと・・・ 「?」 あの・・・例の藤枝まおがこちらを驚いた表情で見ていた。 不機嫌そうな顔ではなく・・・かなり驚いた顔。 なんだろう? 逆に不気味だ。