「ここってやっぱり穴場だよねー」 バーンッ 花火の音がなって 海は顔を緩ませていた 「そーだな」 海岸のある場所に丁度2人座れる岩がある ガキん時は余裕があって座れたけど 今は肩が触れるくらい近づかなきゃいけない そんなコトなのに胸が弾んでいた 「奏ときて良かったッ」 「ふーん」 隣でそんなこと言い出すから すげー驚いたけど 平静を装いそっけない返事をした