「やば…」 熱、絶対あがってんだけど 家族は帰ってきてないみたいだし まぁ、いつものことだけど 玄関からリビングにつながる廊下を歩く 「こんな長かったけ…?」 おぼつかない足で歩いていると、 半端なく長く感じる距離 「奏ー…ってえ?!」 ボーッと歩いていると制服のままの海 目を見開いて慌てている あー…無理 俺は完全に意識を飛ばした