抱きしめられることに気づくのに 少しの時間がかかったけど 気づいた瞬間ボッと顔が熱くなる 「このままで聞いて…?」 奏の声はあたしを痺れさせて 頭の中を奏への好きの気持ちでいっぱいにしてくれる 「うん」 そっと自分の手を伸ばし奏のシャツをつかむ 腰までまわすのは恋人がすることだもん あたしにはできない だからこれで我慢…