「海?座るか」 あたしのパニック状態に気づいたらしい奏は ベッドに座らしてくれた 良かった…奏が幼なじみで… だけど右側に座る奏の二の腕あたりが肩に触れて 緊張はさっきと変わらないよ 「奏あのね」 「抱きしめられてたじゃん…」 あたしの声とかぶるように奏は話し出した 怒ったようにそして…すねたように