「見てたら分かるよ、海ちゃんは岩城でいっぱいだもん」





「え?!!」





坂妻くんエスパー?!



あたしの脳内お見通し?!








「岩城に飽きたらいつでもおいで?俺の隣は空けておく」







いたずらに笑ってあたしの頭をなでた






「坂妻くん…っ」






最初から最後まで坂妻くんは優しい人だったよ





「ん?」




歩いている坂妻くんを呼び止めた





「ありがとう…っ、好きになってくれて」