「ひ、ひどいよ…」 「ごめん、もう別れて」 そう告げるとあっさり部屋を出て行った あーまたやっちまった 「俺、何してるんだろ」 少しだけ笑えた 好きじゃない人と付き合ったって意味がない 残るのはむなしさだけで 今までどのくらいの奴と付き合ってきたんだろう 全部全部偽りの恋人で それでも幸せだった奴はいたんだろうか そんなことをボーッと考えながら 仮の失恋をした俺だった