「海!帰る!」 「え?…あっ、うん。坂妻くん、じゃあ」 何故かご立腹な奏さん あたしの手を引いてがつがつと歩いていった そんななか聞こえてきたのは 「岩城もまだまだ子供だなー」 奏をバカにした坂妻くんの声 「…うぜぇ」 かみ締めるようにそういってつないだ手をさらに強く握った ナイスコンビじゃん… そういったら怒られそうだったからつながった手を握り返した