「大口たたいて結局それだけ?そんなの奏に相手もされないわよ」 ただ黙っていることしかできないあたし 惨めだ。すごく 「たいした敵じゃなかった、でもまぁ言っとく」 「え…?」 あたしを見下すように言った 「奏は私がもらうから」 勝ち誇った顔であたしに投げつけた言葉 悔しくて惨めで最悪だった でも弱いあたしが珍しく泣かなかった